環境関連の活動

一人ひとりの環境意識が、地球を守る

地球温暖化の影響により、世界各地で様々な異常現象が起きています。

  • 気温上昇 : 産業革命以降、約150年間で世界の平均気温は、0.85℃上昇。
  • 異常気象 : 台風の巨大化、ゲリラ豪雨、干ばつなど世界各地で異常気象が発生。
  • 海面上昇 : 海面水位は、1901~2010年の約100年間で19cm上昇。

また、大量のプラスチックごみが海にたどり着くなどの環境破壊も深刻です。エネルギーの浪費や資源の無駄遣いが原因で、地球温暖化と環境破壊が進行しています。

東日本大震災直後は、日本中で節約意識が高かったのですが、昨今、街を歩くと「暖房しながら入口が開けっ放しの店舗」、「明る過ぎる店内照明のスーパー」「暖房しながらのオープンカフェ」などエネルギー浪費が目立ちます。いつの間にか、豊かさに麻痺し、節約意識が薄くなってしまいました。

一方、国の政策を海外と比較すると、先進諸外国では様々な法規制が行われていますが、日本では取組みが遅れている状況です。例えば、アメリカ・カルフォルニア州では、2020年から戸建て住宅に太陽光発電システムの設置が義務化されます。

私たちは、「エネルギー資源を大切にする」「自然エネルギーの普及」「プラスチックごみの削減」など生活者一人ひとりに「地球環境を守る意識」を高めてもらうため、情報提供活動を行います。

加えて、「環境」を広い意味で捉え、「人の取り巻く環境」として、貧困格差や差別問題などのテーマも取り上げて活動します。

活動内容

ロングライフ・ラボでは、今後以下の活動を予定しています。

環境活動の普及・啓蒙イベントの企画・実施

専門家によるセミナー(講演)を定期的に開催し、「地球環境対策」に関する情報を提供します。ゲストとのパネルディスカッションによって進行するシンポジウム、あるいは、一般の方に参加してもらい、省エネについての意識を深めるワークショップの開催も企画していきます。

セミナーの企画支援・講師派遣

「セミナーのテーマに合った講師を呼びたい」「テーマ自体から提案してほしい」など、行政や教育機関などの諸団体、あるいは法人向けに、企画の立案や講師の派遣、セミナーの運営まで総合的にサポートします。

  • THEME

    テーマ

    今後、下記のテーマに沿ったセミナーやシンポジウムを開催します。

    • 地球温暖化の基礎知識
    • 地球温暖化の実情と対策
    • 身近にできる、地球にやさしいエコ活動
    • 大量廃棄社会を考える

深刻な地球温暖化の影響

  • 1.上昇し続ける世界の平均気温

    • 世界の平均気温は、1880年~2012年の132年間で、0.85℃上昇しています。

      一方、日本では平均気温が100年で約1.5℃も上昇しており、世界平均よりも早いペースで気温上昇が進行しています。

      世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保ち、1.5℃に抑えないと、後戻りできない状況が来ると予測されています。

    • 1.上昇し続ける世界の平均気温

      (出典:全国地球温暖化防止活動推進センター
      「世界の地上気温の経年変化」)

  • 2.命や生活を脅かす異常気象

    • 地球温暖化の影響により、世界各地で巨大台風・ゲリラ豪雨・干ばつなどの異常気象が発生しています。

      日本でも、巨大台風や集中豪雨が頻発し、「市街地が冠水する」「屋根が損壊する」「土砂崩れが起きる」など、甚大な被害が発生しています。

    • 2.命や生活を脅かす異常気象

      出典:気象庁「世界の異常気象」

  • 3.海面上昇が、生活に影響を及ぼす

    • 地球の海面水位は、1901~2010年の約100年の間に19cm上昇。このままでは、21世紀中に最大82cm上昇すると言われています。

      海面上昇の原因は温暖化によって温まった海水による熱膨張や氷河や氷床の融解であると考えられ、このまま海面が上昇し続ければ、多くの島が海面下に沈んでしまうかもしれません。

      日本では海面が1m上昇すると、「今ある砂浜の9割以上がなくなる」「東京は江東区、墨田区、江戸川区、葛飾区のほぼ全域が影響を受ける」など、人々の生活に大きな影響をもたらすと言われています。

    • 3.海面上昇が、生活に影響を及ぼす

      (出典:全国地球温暖化防止活動推進センター
      「海面上昇の影響について」)

大量ごみの影響で、地球が悲鳴をあげている

海に流れるプラスチックごみ

海に流れるプラスチックごみ

プラスチックの多くは「使い捨て」されており、きちんと処理されなかったゴミは、河川などへ流れ込み、最終的に「海」に行きつき大量のプラスチックゴミとなります。

海にたどり着いた大量のプラスチックごみは、海洋の生態系に大きな影響を与えており、対策を講じないと益々状況が悪化していきます。