2026.02.09
イベント

【レポート】第5回パッシブハウス軽井沢視察ツアー(ロングライフ・カレッジ)

生活者が気軽に”持続可能な社会づくり”について学べるロングライフ・カレッジの一環として、「パッシブハウス軽井沢視察ツアー」を先日1月29日に開催いたしました。

■「第5回 パッシブハウス軽井沢視察ツアー」開催概要はこちら

【視察ツアープログラム】
長野県にある世界基準の省エネ建築物(パッシブハウス)オフィス・住宅の空間を真冬に体感。
各物件では、設計に携わられたお二人から社会的意義を踏まえた貴重なレクチャーをいただき、建築技術だけでなく、設計に込められた想いや暮らし方・生き方についても深く考える機会となりました。
①オフィス「木下建工株式会社様 新社屋【NHQ1】パッシブハウス Low Energy Building」@佐久市
②住宅「追分の家(パッシブハウス)」@軽井沢町

どちらの建物も、高断熱・高気密の性能と日射取得に加え、再生可能エネルギーを活用することで、真冬でもほぼ暖房に頼らず、建物全体が23〜24℃の快適な環境を実現していました。
日本では建築物由来のCO₂排出量が全体の約3分の1を占めていますが、今回視察した2物件はCO₂排出量がゼロ(正確にはマイナス)という、極めて先進的な取り組みです。
さらに、ふんだんに使用された自然素材が空間の心地よさを高め、地球環境にも、人の身体や心にも良い影響を与える建物であることを実感しました。

■「木下建工様新社屋 パッシブハウス Low Energy Building」
木下建工株式会社 常務取締役 木下史郎さんより

高断熱木造で施設をつくる利点や、美しくエコな公共施設やオフィスは脱炭素への関心が高い成長産業を地域に呼び込む力となる可能性があることなど、高性能な魅力あるオフィスの可能性をお話いただきました。

■「追分の家(パッシブハウス)」
一級建築士事務所キーアーキテクツ 代表取締役 /一般社団法人パッシブハウス・ジャパン代表理事 /
ロングライフ・ラボ理事 森みわさんより
設計のきっかけやコンセプト、衣食住から考える暮らしについてお話いただきました。
最後に、森さんが鶏のゲージ飼いの問題を挙げ、平飼い・放し飼いの大切さを語る姿からは、人だけでなく、すべての命にそっと寄り添う思いやりが感じられました。そのまなざしこそが、パッシブハウス推進の根底に流れる精神なのだと強く思いました。私たちが暮らす建物は、住宅だけでなく、オフィスや公共施設といった非住宅も含め、もっと地球にも人にもやさしいものであるべきだと改めて感じました。今回見学した建物は、地球と私たちの暮らしを持続可能にするために欠かせない存在です。

今回も参加者の皆さまに楽しく学んでいただき、多くの気づきを持ち帰っていただけたことに感謝いたします。そして、このような貴重な機会をご提供くださり、ご尽力いただきました木下様、森様に心より御礼申し上げます。

最後に、ご参加いただいた皆さまの声を一部ピックアップしてご紹介します。
■参加者さまのご感想(アンケートの一部抜粋)
【木下建工様 新社屋 パッシブハウス Low Energy Building】
性能を良くするとデザインも良くできることを再認識しました。 お話しを聞くのと、実際に見たり感じることは違うことを再認識しました。
木造化、パッシブ化した実際の数字的なメリットがあって(しかも丸出しで出していただいてさらに分かりやすかったです)、ソフトの部分がわからないというのが、リアルだし伝わり安くて良かった。コスト的な苦しさもリアルでした。またいいところだけでなく失敗したところなども参考になりましたし、あれだけの大きな空間の環境がいいことに体感的に驚きました。
換気システムが見たことない事例でとても参考になった。デマンド換気の仕組みがあまり理解していなかったので、実際にスリットから設備をみられて理解が深まった。今後の実務に活かしていきたいと思います。
発想の転換について 新社屋建設にあたり家3棟分建てればいいだけということでコストも下げて快適に仕事できる環境があるのはすごくいいなと思いました。
社屋に住宅としての考え方を取り組んで、コストと性能を両立させるというチャレンジが成功していてとても心地の良い空間でしたし、経営者としては光熱費によるコスト削減が環境寄与にもなるというメリットをしっかりと享受出来て大変参考になりました。自社も同様な取り組みを進めます。
ヤネカラさんのお話 目から鱗でした。卒FIT対象との事で新築やリノベーションは発展中とこのとこでしたが、リノベーション、太陽光搭載済みの方にお伝えしていきたいと思います。

【追分の家(パッシブハウス)】
無暖房朝から室温20度キープが素晴らしい、コンパクトな空間構成も良いですねー。住まいが整うと次に行ける。と、次に進めるということとても参考になりました。
はじめてパッシブハウスを肌で体感して率直にびっくりしました。無暖房でここまで暖かいのに驚きです。ドアノブや扉の収まりも気持ちよくて、心地よい空間でした。個人的にはたまごの話も印象的でした。生活を見直すきっかけもいただきました。
私自身が住んでいる住宅は、とても寒く活動的にならないので、森さんの住宅の暖かさに驚き改めて住宅の性能なり大切さを感じました。とても良い体験をさせて頂きありがとうございました。ホットワインもとても美味しかったです。
無断熱の住環境に改めて驚かされた。杉うづくり床のグリップ性と衣装性体感が非常に良かった。
無暖房朝から室温20度キープが素晴らしい、コンパクトな空間構成も良いですねー。住まいが整うと次に行ける。と、次に進めるということとても参考になりました。
はじめてパッシブハウスを肌で体感して率直にびっくりしました。無暖房でここまで暖かいのに驚きです。ドアノブや扉の収まりも気持ちよくて、心地よい空間でした。個人的にはたまごの話も印象的でした。生活を見直すきっかけもいただきました。
私自身が住んでいる住宅は、とても寒く活動的にならないので、森さんの住宅の暖かさに驚き改めて住宅の性能なり大切さを感じました。とても良い体験をさせて頂きありがとうございました。ホットワインもとても美味しかったです。
整った環境(温熱やデザインも含めて)で過ごすことの幸福感を実感できました。
湿度と埃がどうか気になったのですが、ご説明を受けて、納得しました。空間が変われば会話が変わる。そうすると家族関係含めて人間関係が良くなるというお話が、とても沁みました。余裕があるって大事ですね。
性能の話は、勉強中で、難しい気持ちがありましたが、森さんのお話の中で、居心地のいい住まいを作ったら、家族関係が良くなるとか、他の所への時間の余裕ができるお話とか、とても共感しました。そのために、性能は、とても大切だと思うので、私自身学びを深めます!!
土地のマイナス(45度ふれてる)を設計の力でプラスに変える可能性が凄い。性能というスペック的な事も、もちろんですが、デザインや照明他、相待ってとにかく心地よい家で、感動しました。
鶏のお話は衝撃でした。まずは作り手が意識を変えていかなければならないことを痛感いたしました。無暖房で快適な空間 室内の反響の抑え方など学びが沢山ありました。

【全体のご感想】
まだまだ日本の住環境は高くなく、より多くの方が体感できる環境ができると良いと思いました。
初めてパッシブハウスの建物を実感することが出来て良かったです。森さんのお話はパッシブハウスの話から暮らしのお話に及んでいたことがとても印象的でした。
体験、経験しないと自分の言葉で話せないのでこの経験を持ち帰りこれからの営業活動に活かしていきたい。
最後の森さんと清水さんのお話にありました、私自身の消費行動を考え直してみようと思いました。
良いものを作りたい方が集まるので、刺激になりました。

【パッシブハウス軽井沢視察ツアー】
■第1回&第2回視察レポートはこちら
■第3回レポートはこちら
■第4回レポートはこちら

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