2026.03.13
イベント

【レポート】第3回JEPLAN様工場見学(ロングライフ・カレッジ)

先日(3月10日)、生活者が気軽に“持続可能な社会づくり”について学べる『ロングライフ・カレッジ』の一環として、当団体主催「第4回シンポジウム」で基調講演をいただいた株式会社JEPLAN 取締役執行役員会長・岩元美智彦氏のグループ会社(ペットリファインテクノロジー株式会社様)のペットボトル・ケミカルリサイクル工場見学(第3回)を実施。
午前中の関東地方は一部で雪や雨が混じるあいにくの天候だったものの、見学会が行われた川崎市では午後から快晴となり、見学には絶好の環境となった。
参加者は一般の社会人を中心に、現役高校生、マスコミ関係者、昨年11月に米寿を迎えられた元国務大臣まで多様な顔ぶれ。見学後の質疑応答では、リサイクル技術にとどまらず、事業経営や人材育成に関する質問も相次ぎ活発な意見交換が行われ、学びの深い時間を共有することができた。

●『第3回 JEPLAN様工場見学』開催概要はこちら
● 2022年10月開催『第4回シンポジウム』 レポートはこちら

【特別講演・岩元美智彦氏】
岩元氏からは「みんな参加型の循環型社会 ― リサイクルは世界平和 ―」をテーマに、最新事例を交えたお話をいただきました。
JEPLAN様のペットボトル・ケミカルリサイクルは日本唯一の技術ですが、リサイクルそのものが目的ではなく、「地球環境と平和を実現する社会づくり」を目標に、循環型社会の仕組みづくりに取り組まれています。
資源は大きく地下資源と地上資源に分けられます。この技術があることで、地上資源を使った製品を“買えば買うほど”、
• 経済がまわる(経済によし)
• CO₂削減につながる(環境によし)
• 資源争奪による戦争やテロを減らす(平和によし)
という「地球目線の三方よし」が成立し、「経済・環境・平和の並立」が可能になると説明されました。
循環型社会の主役は「みんな」。そのためには“わくわく・ドキドキ”が欠かせないと岩元氏は強調されます。私たち消費者の行動が「買う・使う・捨てる」から「リサイクル・買う・使う」へと変わることで、循環型社会は大きく前進します。
JEPLAN様が運営する「BRING」は、古着を回収し“服から服をつくる”サーキュラーエコノミーを実現するブランドです。回収BOXの設置が広がり、BRINGユニフォーム、学生服・体操服の循環プロジェクトなど、自治体との連携も進んでいます。

【工場見学】
全国から回収された使用済みペットボトルを洗浄し、粉砕したフレークが山のように貯蔵されている様子や、工場内を移動しながらPRTケミカルリサイクルの工程について説明を受けました。化学的な処理工程は見学できませんでしたが、普段目にすることのない工場のスケールと迫力に、参加者一同圧倒されました。
岩元氏のお話は終始わくわくする内容で、楽しみながら学ぶ時間となりました。一人ひとりが「自分ごと」として行動するための気づきも多く、“ひとりの100歩より、みんなの1歩”。正しいことを楽しく学び、行動につなげていきたいと思います。
ご多忙の中ご講演いただいた岩元様、そして丁寧にご対応くださったスタッフの皆さまに、心より感謝申し上げます。

最後に、ご参加いただいた皆さまの声を一部ピックアップしてご紹介します。
■参加者さまのご感想(アンケートの一部抜粋)
【全体の感想】
貴重な機会をいただきありがとうございました。循環社会や世界平和に繋がる仕事を探すつもりです。
久しぶりに学びの場に参加させていただき、また世界の最先端に触れることができて、大満足でした!岩元社長のお話、大変楽しく、ワクワクしました!
リサイクルが世界平和につながる、リサイクル率98.5%、めぐる粘土が刺激的でした。
大変勉強になりました。ケミカルリサイクルが無限大にリサイクルできることに驚いたのと、岩元社長の行動力と技術と話術に感銘を受けました。本日はありがとうございました。
とても貴重なお話でした!一つだけ気になったことがあり、世界から注目されているのにどうして世界にここしかない工場なのでしょうか?基準の問題なのか?それとも開発が難しいのか?また海外展開などは視野に入れてるのか?を質問したかったです。
リサイクル=資源という考え方をしたことがありませんでした。また、岩元会長様が最初に掲げられた 地球上のゴミを資源に変えて 戦争やテロをなくす 子どもたちに笑顔を という3点がとても印象的でした。1人1人の理解や取組が、最終的には世界平和に繋がるかもしれないと思うととてもワクワクしました。
岩元会長様の周りの人をワクワクさせながら大きな社会課題に挑んでいく姿は、私としてとても目標にしたい在り方でした。
事業には目に見えるところ と 目に見えないところが存在していて、目に見えないところの繋がりをどう感じとって大切にしていくかが重要だというお話があり、すごく納得しながらお伺いいたしました。
BRINGの回収スポットを探して、そこに入れたいと思います!
【“みんな参加型の循環型社会”にするために、なにができると思いますか?】
1人でも多くの人が『知る』ことだと思います。そのためには『知る』人が周りに広げていく、当事者意識を持つことが大事だと思います。
小学生の子どもが2人いるので、まずは家族から広めたいと思います。
買い物をする時、捨てる時にそれがベストな選択か、一旦立ち止まって考える。気付いたこと、知ったことを周囲にシェアする。
プラスチックの100%リサイクルを目標に、使用後のペットボトルなどすべて分別して回収箱に持っていく。
リサイクル=エコ だけではなく、リサイクル=資源という考えを広く普及させ、服のリサイクル、メガネのリサイクル等で積極的に参加することができると思います。
楽しさ。

● 2024年3月開催『第1回JEPLAN様工場見学』 レポートはこちら
● 2025年3月開催『第2回JEPLAN様工場見学』 レポートはこちら

※本レポートで使用している画像資料は株式会社JEPLANホームページ、ペットリファインテクノロジー
株式会社ホームページより引用しています。

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