2025.05.30
イベント

【レポート】第4回石坂産業様見学会(ロングライフ・カレッジ)

生活者が気軽に“持続可能な社会づくり”について学べるロングライフ・カレッジの一環として、
毎年ご好評いただいている「第4回石坂産業様見学会」を5月22日に開催いたしました。

埼玉県三芳町にある石坂産業株式会社様(以下 石坂産業様)は、廃棄物の98%を再資源化する産業廃棄物中間処理業者。大量生産・大量消費社会から循環型社会を構築するため「Zero Waste Design」をビジョンに掲げている会社です。

今回も全国(遠くは沖縄県那覇市)からご参加いただき総勢23名の見学会となりました。
まずは、当団体 代表 清水より主旨説明では見学会にあたり、「知ることで関心を持ち、行動が変わる」「1人の100歩より、100人の1歩」などのお話をさせていただきました。
次にオリエンテーションでは石坂産業様より自社取組みの「見せる経営」「人材を大切にする」「地域共存」「仲間づくり」について説明いただき、その後は待ちに待った工場見学に移行しました。
2グループに分かれて工場見学と里山を体験し、自社農園栽培野菜を使用したお弁当の昼食後は、質疑応答、最後に5グループに分かれて「気づき・感動」と「次なる行動(アウトプット)」を共有し合い、その結果を発表していただくというロングライフ・ラボ オリジナルの構成で見学会を行いました。

グループワークでは、石坂産業様の想いと取り組みに感動や衝撃を受けた皆さん、ほとんどが初対面にも関わらず、活発に意見や想いが飛び交い、進行役清水からの時間終了の声も届かない程の熱い会話となりました。
グループワーク後、各グループからの”次なる行動”の発表では、「学んだことを人に伝えます」「家庭や職場で教育する」「建築現場でゴミを分別する」など、素晴らしい共有がありました。特に印象的だったのは「今後は社員採用面談の際、会社の理念への共感度を基準にしたい」という発表でした。更には「リサイクルを念頭に置いた製作、設計、提案をしていきたい。」との発表には、これからの循環社会のあるべき姿を再認識させていただきました。この見学会を通じて、廃棄物の処理だけでなく、持続可能な社会の構築に向けた具体的な取り組みについて深く学ぶことができました。
このような多くの「気づき」をいただきました石坂産業様のスタッフの皆さまにも感謝申し上げます。

【参加者様の声・感想・行動すること】*アンケートより
\参加者様からのステキな気づきと感想を共有いたします/
お会いした社員の方達が全員挨拶をされていたのが感動的でした。
すべてを自社で完結するのではなく、様々な協力業者や地域事業者とも協力しあっていることを感じました。今日の体験をこれから関わる人に少しでも多く伝えていきたいと思います。
ゴミが出ない設計が重要というお話が印象に残っています。
工務店として取り組むべきことが意識できました。複合建材などを極力排除して、処理まで考えた建材選びをしていきたいと思います。
商品を販売している立場として、商品の製造から販売されている末端の工程まで見ることができて商品選定に考えさせられた。
リサイクル資材(循環資材)の活用を検討したいと思います。
自分でも出来る分別がある再利用出来る物はしていきたいと思います。
他のメンバーにも今回の見学会の紹介をしたいと思います。
2回目の参加でしたが、新たな気づきがありました。産廃についてより考えが深まり、今回の体験を多くの人に伝えたいと感じました。「見せる経営」「人材を大切にする」「地域共存」「仲間づくり」といったキーワードを特に感じました。
普段話すことのない業種の方との会話が大変参考になりました。

【過去の見学会レポート】
○第1回見学会レポートはこちら
○第2回見学会レポートはこちら
○第3回見学会レポートはこちら

 

 

 

 

 

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