2022.06.01
コラム

温室効果ガス排出量7年連続で減少

2022年4月15日 環境省と国立環境研究所は、2020年度の温室効果ガス排出量(確報値)を発表しました。
総排出量は11億5,000万トン(CO2換算)、前年度比5.1%減と、2014年度以降7年連続で減少になりました。排出量を算定している1990年度以降最少で3年連続最少を更新。
前年度からの減少要因としては、新型コロナウイルス感染拡大に起因する製造業の生産量の減少、旅客及び貨物輸送量の減少等に伴うエネルギー消費量の減少等が挙げられており、抜本対策での効果ではないことに懸念が残ります。

2030年度の温室効果ガス排出量削減目標 『2013年度比 -46.0%』に対して、2020年度時点で-18.4%。今後、新型コロナ感染症が収束に向かい、社会経済活動が活発になると温室効果ガス排出量がリバウンドで増加に転じる可能性が考えられます。
2030年度目標達成と2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、改めて現状を知り、一人ひとりが温室効果ガス(CO2排出量)を減らす心掛けと行動が必要です。

データ出典:国立環境研究所 日本の温室効果ガス排出量 確報値 2022年4月19日

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