2021.03.03
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ロングライフ・ラボ「”真の省エネ住宅”実績リスト」公開いたしました

2021年3月「”真の省エネ住宅”実績リスト」を公開いたしました!

日本の戸建住宅には、断熱に関する法規制はありません。そのため寒い家が多く、住まいの寒さで健康を害したり、命を落とす人があとを絶ちません。
また、法的に「省エネ住宅」の定義はなく、住宅生産者(工務店・ハウスメーカー)は、どんな性能の家でも「省エネ住宅」と謳えてしまいます。実際、「省エネ住宅」はピンからキリまであり、命や健康を守るには、明らかに断熱不足の新築住宅が多く存在します。

今の家は、「まさか寒い」と思っていない新築住宅購入者が多く、建ててからの後悔の調査結果では「冬、寒い、夏、熱い」が上位に位置しています。また、生活者は、寒さから命を守れる「省エネで家じゅうが暖かい家の存在(実績棟数)、見極め方(判断基準)」「どこの会社に頼めばいいのか」の情報を得るのが困難な状況です。

そこで、ロングライフ・ラボでは、少ないエネルギーで、寒さ・暑さから”命を守れる”レベルの省エネ住宅を”真の省エネ住宅”と定義し、独自に『保温性(外皮断熱性能)』と『すき間の少なさ(気密性能)』の基準を定めました。

【断熱性能基準】*命と健康を守るための断熱性能のモノサシ
・保温性能(外皮断熱性能):HEAT20の外皮性能グレードG2にて定めるUA値基準
・すき間の少なさ(気密性能):すき間相当面積(C値)が1.0未満

この度、この基準をクリアした竣工物件の概要や設計・施工会社(*1)を地域別にリスト化してウェブ上へ公開いたしました。
(*1):ロングライフ・ラボ賛助会員様の設計施工物件に限る
※賛助会員とは:LLLの活動理念に賛同し、持続可能な社会づくりの活動を協働で行ってくれる団体、個人

▶『 “真の省エネ住宅”実績リストはこちら

生活者が”真の省エネ住宅”実績リストを確認することで、「エリアごとの普及状況」「相談できる省エネ住宅の専門業者(設計者・施工者)」などを把握することができます。新しい物件は、順次、実績リストへ更新していきます。

住宅の購入を予定している人が、家を建てる際にまずこのサイトに訪れ、どこに頼むか選んでもらうことで、”真の省エネ住宅”を普及させることができます。
『エネルギー消費量を減らしながら、日本の家から”寒い”を無くすこと』を目指します。

●おすすめの関連記事はこちら≫【コラム】住宅の”断熱性モノサシ”

■建築関係会社の皆さまへ

全国各地のより多くの”真の省エネ住宅”の実績を見える化を図って参りたいと考えています。
”真の省エネ住宅”を普及させて、ご一緒に、持続可能な社会づくり活動をしていただける賛助会員様を順次募集しております。
▶賛助会員様 入会案内はこちら≫https://www.longlife-lab.jp/enrollment/

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