2023.11.10
イベント

【レポート】第5回 持続可能な社会構築をめざすためのシンポジウム

去る2023年10月24日(火)に「第5回 持続可能な社会構築をめざすためのシンポジウム」を開催いたしました。ご参加いただきました皆さまに御礼申し上げます。
今回は「暮らしやすい国ランキング」や「幸福度ランキング」でいつも上位にあがるスウェーデンの取り組みを参考にしながら、楽しく暮らせる『サステナブルな暮らし方』について会場の皆さんと一緒に考えました。

【基調講演】
特別ゲストに、株式会社 ワンプラネット・カフェ 取締役、サステナビリティ プロデューサーであるスウェーデン人のペオ・エクベリ氏をお招きし、『環境先進国スウェーデンの事例と日本の可能性』と題して、経済も社会も環境も豊かに発展している環境先進国スウェーデンの事例を中心に、日本でのサステナブルな暮らし方を実践するためのヒントやアイデアを共有していただきました。
【パネルディスカッション】
異なる立場や生活環境の方々にご登壇いただき、『サステナブルな暮らしの実践にむけて』をテーマに、基調講演からの気づきやご意見を述べていただきました。また、参加者の皆さんからご意見やご質問もお受けし、意見交換を行うことが出来ました。
●パネリスト(順不同):
・ペオ・エクベリ 氏(株式会社 ワンプラネット・カフェ 取締役)
・下村 直輝 氏(マテックス株式会社)
・森 みわ 氏 (一般社団法人パッシブハウス・ジャパン 代表理事、ロングライフ・ラボ 理事)
・石原 新菜 氏(イシハラクリニック副院長、ロングライフ・ラボ 理事)
●ファシリテーター清水 雅彦 氏 (一般社団法人ロングライフ・ラボ 代表理事)

■参加者さまのご感想(アンケートの一部抜粋)

わかりやすくも、最先端の脱炭素化について学べました。「Outside-in(アウトサイド・イン)」、広い世界を知り、自身から変わらなければと実感しました。
スウェーデンの取り組みの中でも、”仕組み・アイデア”で日本で出来そうなことは多いと思いました。今日学んだことを地域活動・子育て・教育に取り入れていきます!
スウェーデンの現地の様子がわかり、日本との違いが良くわかりました(資源システム、エコラベル、教育システム)。また、”地上の材料”を使うことを意識していきたいと思います。
スウェーデンの豊かさに感動しました。税金が多くても決まりが厳しくても国が良くなる!という信頼があるからこそ、幸福度が高いと感じました。
スウェーデンがサステナブルな活動や考え方を通して、自然・人・経済のバランスが取れているからこと、成功しているのだと知りました。人が使う以上の資源を取りすぎ、つくりすぎている。テクニカルサイクルから自然の原理原則に従うバイオサイクルの考え方を実践していくべきだと学びました。サステナブルな社会を目指すためには、一人ひとりの考え方と、行動が大切なんだと改めて考えさせられました。
国民性でめんどくさいスウェーデン人がここまで再資源化に取り組んでいることに驚きました。ペオ氏の「肉は好きだけど、地球はもっと好きだから」という言葉に感動しました。私も減らしていきたいです。
子供の頃からの”教育が大切”だということを再確認しました。自然や政治に対する教育の大切さも改めて考えるきっかけになりました。自分の街に持ち帰り、何か変えていきたいです!
ゴミをゴミと考えず、リサイクル資源として考えること。スウェーデンはエコ認証の商品がスーパーなどで多く扱っており、消費者として手に取る商品にも責任を持つことが大事だと感じました。
「還すことができる以上に、取らない」という言葉が印象的でした。つくりすぎ、捨てすぎが当たり前となっている社会を改めて見つめ直していきたいです。
環境の話をすると「人間=悪」だったり、「○○ができていない」等、マイナスなネガティブな話になりがちだという印象だったのですが、今日はとてもワクワクしました!!今後、仕事として関わっていきたいと思いましたので、アンテナを張って過ごしたいと思います。

【最後に】
ユーモアたっぷりの講演とディスカッションで「知って」「気づいて」「対話して」、
最後に「実践すること」を持ち帰る。そのような機会を提供させていただきました。
ロングライフ・ラボでは、今後も独自性を大切にしながら、ワクワクな勉強会を企画していきます。みんな気づけば、社会は変えられます!

■第5回シンポジウム 開催概要はこちら

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