2020.10.05
住宅

【レポート】高校生向け家庭科授業「住まいと健康」@山形

先日、ご縁があり、山形県立小国高等学校とロングライフ・ラボの共同企画で、1年生へ家庭科の特別授業をさせていただきました。山形と東京をインターネットでつないだ双方向のオンライン授業です。
ロングライフ・ラボとして、家庭科授業を通じて持続可能な社会づくりをすべく、テーマは『住まいと健康』について、代表理事の清水からの講義とワークショップの2部構成で行いました。

1.住まいと健康について

まず、代表理事の清水より、「寒い家の危険性」「住宅の寒さと健康リスク」「健康を守れる住まい」の3つの内容について講義させていただきました。
高校生にも分かるような基礎知識として、家庭内で起こる死亡事故や寒い家の健康リスク、体を温めることと免疫力の関係性、人と地球と健康のために省エネで暖かい住宅の重要性についてお伝えしました。
また、”断熱のモノサシ”の中で、山形県の省エネ健康住宅の取組みについてもご紹介しました。山形県には、「やまがた健康住宅の認定制度」があります。県独自の制度で、国の省エネ基準よりも高い断熱性能及び気密性能が求められます。生徒さんから、”山形はすごい!”と言った声もあがりました。

2.ワークショップ

次に、生徒さんによるグループワークです。
講義を聴いて、「へぇ~と思ったこと」と「家族や周りの人に伝えたくなったこと」を共有したいことを模造紙にまとめ、各グループが発表を行いました。
生徒の皆さん、思い思いに「気づき」を付箋に記述し、模造紙にまとめていました。ファシリテーションを取り入れながら、グループ内で皆さんが積極的に意見をまとめていく姿は、大人も見習いたくなるような素晴らしいワークでした。
そして、各グループで思いや伝え方に個性がある素敵な発表がされました。真剣に講義を聴いてくれたのでしょう、小さな気づきも書き出しコメントしてくれたことが、とても感激しました。
各グループの意見として、「外より家庭内が危ない」「寒い家は危険」「お風呂でのヒートショック」「免疫力アップ」「省エネ住宅は地球にも優しい」「住宅の基準(UA値・C値)」などがありました。
生徒さん全員に、住まいと健康について『生活者の意識で命が守れる』という意識が生まれたと感じます。

最後に

家庭科の授業では、衣食住を学びますが、”住まい”に関して学ぶ機会が、少ないのではないかということを気づかせていただきました。
今回、高校の家庭科教育として、正しい住宅の情報をお伝えできたことはとても、ロングライフ・ラボとしても感慨深いことです。
「健康=栄養、運動」というイメージはありますが、「健康と住まい」の関係はとても重要なのです。これからも、未来の選択に「真の省エネ住宅」という認識が広がるように、活動をしていきたいと思います。
この度、ご協力いただきました山形県立小国高等学校皆さま、そしてご尽力いただきました家庭科教員である早坂先生に深く感謝いたします。

住宅一覧