2022.12.27
イベント

【レポート】高校生向け家庭科授業「高齢社会への対応」@山形2022

2022年12月に山形県立小国高等学校 家庭科教諭 加藤真央先生からのご依頼を受けて、当団体 代表 清水が3年生向けに特別授業を実施させていただきました。
1年生で『住まいと健康』、2年生で『家庭でできる脱炭素社会に向けた暮らし方』について特別授業をオンラインで行い、その生徒さんが3年生になり来年3月に卒業ということで、コロナ感染拡大もやや収束に向かい、卒業前に一度はリアル授業を体験して欲しく、山形県小国町まで足を延ばしました。

今回は、『人生100年時代をどう生きる?~高齢社会への対応~』をテーマに、高齢社会は「税負担が増えそう」「介護も大変」「医療費も増大」…といった暗いイメージの固定観念を払拭する内容の授業を行いました。
高齢社会について、65歳以上の人口の割合である高齢化率が7%を超えた社会を高齢化社会、14%超を高齢社会、21%超を超高齢社会、28%超を超超高齢社会、35%超を超超超高齢社会と国連では定義しています。
実は、2021年の日本の高齢化率は28.7%でダントツ世界1位、世界で唯一「超超高齢化社会」に突入しています。

1.講義

授業前半は、江崎禎英さん著書『社会は変えられる~世界が憧れる日本へ~』の内容と最新の厚生労働省統計データをベースに、高齢社会への対応を正しく行えば、何歳になっても”今が一番楽しいと思える健康長寿社会”をつくれることについて、講義させていただきました。
授業前は「若い人が大変そう」「認知症の人が増えそう」「活気が無くなりそう」などの暗いイメージだった生徒さんが、授業後には明るい健康長寿社会をイメージしてくれました。

2.ワークショップ

授業後半のワークショップでは、各グループに分かれて、『小国町でつくる”高齢者がワクワクできる場”』のアイディア出しを行いました。
高校生の柔軟な発想と豊かな思考力で、例えば「小国町立小国御長寿学校(高齢者の方が通える学校、主な授業は頭のトレーニングやダンスなどのエクササイズ)」「じーばーカフェ」など、高齢者の皆さんと様々な世代の人たちが繋がることができる”地域のコミュニティ”のアイディアがうまれ、実現できそうな意見が多くあがりました。

また、最後のまとめとして、健康で長生きするためのポイントをお伝えしました。
①誰かの役に立ち「ありがとう」と言われる
②食べ過ぎない (バランスの悪い過剰な栄養は摂らない)
③体を冷やさない(温める)
④ 適度な運動をする(筋肉を衰えさせない)
⑤ ストレスを溜めない(よく笑う)
そのためにも「⑥省エネで家じゅうが暖かい家に住む」と、ロングライフ・ラボならではのまとめをさせていただきました。

【生徒の皆さんの声】
高齢社会に対して抱いていた暗いイメージが今回の授業を通じて明るくなりました。
視点を変えるだけで希望を見出せるという学びが得られたのでよかった。
ワークショップではみんなおもしろいアイディアが多く、実現して欲しいものがたくさんありました。
今後の人生を生きるうえで大切なことをたくさん学ばせていただきました。
高齢社会のことを知れてよかったです。日本が抱えている問題もわかりました。
最近は若者に負担が増加し、つらい未来が待っているという印象を持っていたが、どのように生きていくのかによって少しでも未来を明るくしていけるのだと実感することができた。

― 最後に
今回の特別授業を通じて「教育の重要性」を再認識することができました。
”正しく理解し、たのしく学ぶ”ことは、ワクワク感がうまれ、意識や行動の変化につながります。
このような機会をご提供いただきました山形県立小国高等学校の米野校長、加藤先生に感謝いたします。そして、今まで3回の特別授業を受けてくれた生徒さんたちに感謝とともに、今後のご活躍をたのしみにしております。

▼過去に実施した授業はこちら
・【レポート】高校生向け家庭科授業「住まいと健康」@山形2020
・【レポート】高校生向け家庭科授業「脱炭素社会」@山形2021

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